イングランド南西部の英語 ウェストカントリー・アクセント(West Country accent)とは?

イングランド南西部の英語 ウェストカントリー・アクセント(West Country accent)とは?

 


英語学習者、留学予定者

イングランドの南西部に興味があるんだけど、
「どんな英語のアクセント(訛り)があるの?」
「普通のイギリス英語との違いを知りたいな」
「動画などもあったら見てみたいな」

こんな質問に答えます。

 

<本記事で分かる内容> 

・イングランド南西部の英語にはアクセントがあるのか?

・イングランド南西部の英語の発音の特徴
イギリスの標準な発音との違い。単語例の紹介

・イングランド南西部の英語の発音が分かる動画やサイト

 

【  はじめに  】

 

 

 

イングランド南西部はウェストカントリー(West Country)と呼ばれ、独自のアクセントや表現もあります。

 

 

イギリス英語を私たちが学ぶ場合は、RP(received pronunciation)と呼ばれる標準的な英語を学びます。

ウェストカントリーで話される英語のアクセントは、RPと異なるのです。

 

今回は、イングランド南西部のアクセントであるウェストカントリー・アクセントについて、ポイントを簡単にご紹介します。(この記事は発音が中心です)

イングランド南西部へ留学されるかた、赴任される方、またイギリス英語に興味のある方は、是非読んでくださいね。

 

< こちらの記事もご参考に! >

 

 
 

イングランド南西部の訛り、ウェストカントリー・アクセント(West Country accent)とは?

 

One interpretation of the West Country, shown on this map as identical to the South West region of England, incorporating the counties of Cornwall, Devon, Dorset, Somerset, Bristol, Wiltshire and Gloucestershire.
 
(ウィキペディアより)
 

 

 

 
イングランド南西部のウェストカントリー(West country)は、ロンドンの西部の西部にあります。

グロスター、デヴォン、ドーセット、サマセット、コーンウォールなどの州を含む地域です。

 

ロンドンからさほど遠くない場所ですが、東ロンドンを中心に話されているコックニー・アクセントやイギリスの標準的な発音(RP)とも異なった、アクセントを持っています。

 

中世初期は、ウェストカントリーを中心にしたウェセックスがイングランドの中心地で、ウェストカントリーで話される英語が影響力を持っていました。

また、ウェイストカントリーの西端はコーンウォールで、独自のケルト文化と言葉を持っており、また北西部はウェールズに隣接していることから、これらのケルト語の影響も受けていると考えられます。

>>ウェストカントリーの場所

 

今回はウェストカントリー・アクセントの特徴について、日本人にも分かりやすいように、ポイントをご紹介します。



ウェストカントリー・アクセントの発音の特徴

 
 
 
 
 
 
 
 

「r」の音は舌を巻く

 

ウェストカントリー・アクセントの大きな特徴の1つが「r 」 の発音です。
イギリスの標準発音(RP)では、単語の最初の「r」は舌を巻きますが、単語の最後の「r」は舌を巻かず、音を伸ばします。

しかし、ウェストカントリー・アクセントでは、アメリカ英語の「r」のように、巻き舌で発音します。


例えば以下のような単語です。

単語
farm
warm
first
water

 

 

✅参考(アイルランドも舌を巻きます)

>>「アイルランドの英語発音」にはどんなアクセントの特徴があるの?

 
 
 
 
 
 

”  ing “の「ŋ」の発音は「n」と発音する

 

ingなどの「ng」の発音は、PRを含むイングランド南部のアクセントでは、のどの奥を閉じて発音する「ŋ」と発音します。ンの鼻に抜ける発音です「軟口蓋鼻音」

一方、ウェストカントリー・アクセントでは、舌先を歯の裏側につける「n」の発音になります。

これは、マンチェスターなどイングランドの北部でも同じ傾向にあります。




※日本語では「ŋ」は表現しにくいので、そのまま書きました。

単語 ウェストカントリーの発音
walking(ウォーキンŋ) ウォーキング
talking(トーキンŋ) トーキン
singer(シンガーŋ) シンガー
watching(ウォッチンŋ) ウォッチン




単語の途中や最後の「t」は発音しない


イギリスの標準発音(RP)では、単語の途中や最後にある「t」はしっかりと発音しますが、ウェストカントリー・アクセントでは「t」は発音しないことが多いです。

単語の途中の「t」を発音しない方法は(喉の奥で音を止める)、「Glottal T」と呼ばれています。

この傾向は、イギリスの多くのアクセントでも見られます。

 

✅参考

>>イギリス英語のコックニー・アクセント(Cockney accent)ってどんな発音?



単語 ウェストカントリーの発音
that(ザット) ザッ
water(ウォータ) ウォーア
butter(バタ) バア
better(ベタ)  ベア

 

 

その他の発音 「ʌ、ア」「ai、アイ」

 


その他のウェストカントリー・アクセントに特徴的な発音を簡単にご紹介します。日本人にはちょっと分かりにくいかも知れません。

いずれも、「ア」の発音が弱めになります。


◆「ʌ、ア」の発音

ウェストカントリーのアクセントは、RPの「ア」よりも縦方向に口を小さく開けて発音します。このため、RPよりも暗めのすこしこもった感じになります。

ウェストカントリーの特徴  単語例
「ʌ、ア」は口を小さく開けて発音 up、above、love

 

◆「ai、アイ」の発音

RPの「ai」は「アーイ」くらいに伸ばして発音します。ウェストカントリーのアクセントは、「アイ」と短く発音します。

ウェストカントリーの特徴  単語例
「ai、アイ」は短く発音 guide、white、life

 

 

ウェストカントリー・アクセントが分かる動画やサイト

 

 

 

最後にウェストカントリー・アクセントが良く分かる動画とサイト紹介します。今回の記事は、主に最初の動画を参考にしています。



参考動画:

 

>>Learn Hagrid’s British Accent (HARRY POTTER) | West Country Accent

 


参考サイト:
>>Why does a West-Country accent sound remarkably similar to a lot of American dialects?
>>West Country English



最後に一言

 


いかがでしたでしょうか?
ウェストカントリー・アクセントは通常のイギリス英語の発音と大きく異なることが、お分かりになったでしょうか。

日本もそうですが、イギリスの狭い範囲でも多くのアクセントがあり、とても興味深いですね。

もしウェストカントリーの英語発音に興味を持たれたら、チャレンジしてみてくださいね。


 

✅参考記事

イギリス英語の発音 さまざまなブリティッシュ・アクセント(まとめ)

イギリス英語のコックニー・アクセント(Cockney accent)ってどんな発音?


 
 
 
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