イギリス英語とアメリカ英語の文法の違い~7つのポイント~

イギリス英語とアメリカ英語の文法の違い~7つのポイント~

英語は国際的に最も使われている言語で、ネイティブもイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランドと世界各国に及んでいます。

世界で話されている英語は全く同じではなく、各国・地域に特有の英語があり、大きく異なっている点はとても興味深いです。


そこで、英語の発祥の地であるイギリスと(イギリス英語)、最も世界の英語に影響を及ぼしているアメリカの(アメリカ英語)の違いについて、シリーズでご説明いたします。


今回は、イギリス英語とアメリカ英語の文法の違いについて、7つのポイントに分けてご紹介します。(例文も挙げて比較しています)



✅イギリス英語とアメリカ英語の違いのシリーズ記事

>>イギリス英語とアメリカ英語の違い ~発音の違い編

>>イギリス英語とアメリカ英語の違い ~読み方の異なる単語編

>>イギリス英語とアメリカ英語の違い ~英単語 93(食べ物、交通、生活、学校)

>>イギリス英語とアメリカ英語の違い ~スペルの違い~

>>イギリス英語とアメリカ英語の違い ~ 異なる表現(挨拶、勉強、特売、往復etc)

 

< こちらの記事もご参考に! >

 

 
 
 
 

イギリス英語とアメリカ英語の文法の違い編

 

①前置詞の使い方の違い


in, on, at, to, fromなど、前置詞はどれを使うのが正しいのか、難しいですよね。さらに、イギリス英語とアメリカ英語では使い方が異なります。

 

単語例

イギリス英語

アメリカ英語

weekday/weekend

What are you doing at the weekend?

What are you doing on the weekend?

月曜から金曜までの「〜」

My brother works Monday to Friday.

My brother works Monday through Friday.

大学・学校

She studied mathematics at university/school.

She studied mathematics in university/school.

differentの使い方

The place is different from/to the map.

The place is different from/than the map.

 

 

②完了形・過去形の違い

 

・アメリカ英語では過去形を使いますが、イギリス英語では現在完了形をよく使います。

・またgetの過去形-過去分詞形は、アメリカ英語では「got、 gotten」ですが、イギリス英語では「got、got」です。

 

単語例

イギリス英語

アメリカ英語

現在完了、過去形

already, just, yet など

・I have just seen her.
・He has already finished.
・I haven’t read it yet.

・I just saw her.   
・He already finished.
・I didn’t read it yet.

必要性(have toの意味)

I have got to go. 

I got to go. 

gotとgottenの違い

I’ve got wet.

I’ve gotten wet.

所有を表す場合

・現在の場合(同じ)
I’ve got a headache. 

・過去の場合
I’ve had a headache.

・現在の場合(同じ)
I’ve got a headache. 

・過去の場合
I’ve gotten a headache. 

 

 

 

③動詞の変形の違い

 
 

動詞の現在形-過去形-過去分詞形の変形にも、イギリス英語とアメリカ英語では違いが見られる単語があります。

特徴的なのは、アメリカ英語で過去形-過去分詞形の語尾が「-ed」なのに対し、イギリス英語では「t」になっている点です。

 
 

イギリス英語

アメリカ英語

・dream-dreamt-dreamt
・get-got-got
・burn-burnt-burnt
・learn-learnt-learnt
・smell-smelt-smelt
・spell-spelt-spelt
・spill-spilt-spilt

・dream-dreamed-dreamed
・get-got-gotten
・burn-burned-burned
・learn-learned-learned
・smell-smelled-smelled
・spell-spelled-spelled
・spill-spilled-spilled

 
 
 
 
 

④複数と単数の違い

 
 
 

チーム、バンド、クラス、政府、家族、会社、組織など、人々の集まりを表現する場合、「アメリカ英語では単数形」を用い、「イギリス英語では基本的に複数形」を用います。

アメリカでは「1つの集団」ととらえ、イギリスでは「複数で構成された集団」と考えるようです。

 
 
 

単語例

イギリス英語

アメリカ英語

チームの場合

The team have asked for more resources

The team has asked for more resources

音楽バンドの場合

The Beatles are really good.

The Beatles is really good.

クラスの場合

The class are meeting at the library after lunch.

The class is meeting at the library after lunch.

政府機関などの場合

The government are making so many mistakes.

(Parliament are, Police are)

The government is making so many mistakes.

(Parliament is, Police is)

家族の場合

My family are coming to tonight.

My family is coming to tonight.

企業、組織の場合

H&M have jeans

H&M has jeans

 
 
 
 

⑤need、might、should、shallの使い方の違い

 

・「need」の否定形の場合、アメリカ英語では「don’t need to」または「don’t have to」を用います。これに対しイギリス英語では「needn’t」を使用します。

「don’t need to」 の場合のneedは動詞ですが、「needn’t」は助動詞という違いがあります。

・「suggest」の場合、イギリス英語では「shoud」を伴いますが、アメリカ英語では省略します。

・イギリス英語ではよりフォーマルな表現として、willやshouldの代わりに「shall」を使用します。アメリカ英語では「shall」はほとんど使用しません。

 

 
 
 

単語例

イギリス英語

アメリカ英語

Need の否定形

You needn’t come to the meeting today.

You don’t need to come to the meeting today.

Suggestの使い方

They suggested (that) he should rent a car./They suggested he rented a car.

They suggested he rent a car.  

Mightの使い方

Are you coming with us?
I might do.

Are you coming with us?
I might.

Shallの使い方

I’ll be there.
I shall be there.
(more formal)

I’ll be there.

Shall we/ Shall I?

Should I go out tonight?
Shall I go out tonight?
(more formal)

Should I go out tonight?

 
 
 
 

⑥日付の表現の違い

 

日付けを表す場合、イギリス英語では「日、月」の順ですが、アメリカ英語では「月、日」と逆になっています。

 
 

単語例

イギリス英語

アメリカ英語

日付

My birthday is the 9th of September.

My birthday is September 9th

 
 
 
 

⑦タグクエスチョン(付加疑問文)

 
 
 

「でしょ、ですよね」など、相手に同意を求める付加疑問文(タグクエスチョン)は、イギリス英語ではよく使いますが、アメリカ英語ではほとんど使いません。

 

イギリス英語

アメリカ英語

She looks so beautiful, doesn’t she?

He is amazing, isn’t he?

あまり使わない

 
 
 
 

最後に一言

 

今回はアメリカ英語とイギリス英語で使用する表現の違いについて、6つに分けてご紹介いたしました。
日本人にはアメリカ英語の方が馴染みがありますが、意味を考えるとイギリス英語も「なるほど!」と思いますし、やや格式が高い感じもしますね。

※今回の比較は、一般的なアメリカ英語と、一般的なイギリス英語です。

今回以外にも、発音自体の違い、文法の違い、読み方の違い、スペルの違いなど、アメリカ英語とイギリス英語ではさまざまな違いがあり、ほかの記事で紹介しているので、ぜひ読んでみて下さい。

より英語を楽しむきっかけになってもらえると嬉しく思います。

 

 


★今回の参考資料:

British vs American English Grammar Differences

American English & British English – 8 Grammar Differences

 

 

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