「should」と「had better」「ought to」の意味と使い方の違い
- 2021.01.26
- 英語表現

英語学習者
「should」も「had better」も「~すべき」と訳せちゃうんだけど、意味はどう違うんだろうか。どのように使い分けたらいいのか知りたいなぁ。
こんな疑問に答えます。
・should の 「意味」と「使い方」
・ought to の 「意味」と「使い方」
・had better の 「意味」と「使い方」
ほぼ毎日英語を使って仕事をしている「あきら」が、イギリスに留学した経験、さまざまなオンライン英会話の経験、15年以上英語を勉強した経験を通して、英語に関する役立つ情報をご紹介しております。
” should ” ” ought to ” ” had better ” は似たような意味ですが、それぞれ使い方は異なります。ぜひ、使い分けて英語の表現を豊かにしてくださいね。
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「should」と「had better」「ought to」の使い方の違い
「should」の意味と使い方
◆ 「should」の意味 ◆
” should “は、すべきと習いますが、主に3つの意味があり” should “だけでも、色々使い分けができます。
・アドバイス
・意見
・非難
それぞれの例文を見てみましょう。
◆ 「should」の使い方 ◆
<アドバイス>
・You should buy the blue shirt.
青色のシャツを買った方が良いよ
・You should see a doctor.
医者に見せた方が良いよ
・You shouldn’t got to bed so late.
そんなに遅い時間に寝ちゃだめだよ
<意見>
・Everyone should see that film.
みんなその映画を観るべきだよ
・The government should raise taxed on the rich
政府は金持ち層の税金を上げるべきだ
<非難>
・You shouldn’t have said that.
そう言ったらだめだったのに!
・He should have studied harder for his exams.
彼はテスト勉強をもっと一生懸命すべきだったのに!
「ought to」の意味と使い方
◆ 「ought to」の意味 ◆
” ought to ” は、”should “とほぼ同じように使えますが、フォーマルでかたい表現となります。
このため、アドバイス・意見・非難の意味の中には、ほとんど使わないケースがあります。
◆ 「ought to」の使い方 ◆
<アドバイス>
・You ought to buy the blue shirt.
青色のシャツを買った方が良いと思います
<意見>
・Everyone ought to see that film.
皆その映画を観るべきだと思います
<非難>
・He ought to have studied harder for his exams.
彼は試験の勉強をもっと一生懸命すべきでしたのに
・” shouldn’t “や疑問文の場合は、” ought to “は置き換えません。
理由は、とてもフォーマルでほとんど使わない表現だからです。
「had better」の意味と使い方
◆ 「had better」の意味 ◆
” had better “も「~すべきだ、した方が良い」という意味ですが、「~しないと悪いことが起きる」という警告を含めた「忠告」の意味でよく使います。
主に3つの使い方ができます
・忠告
・脅し
・人に強いる時(動機付け)
それぞれの例文を見てみましょう。
◆ 「had better」の使い方 ◆
<忠告>
・You’d better finish everything today, or the boss won’t be happy.
すべて今日済ませてしまった方が良いよ。さもないと上司は喜ばないよ
・You’d better leave now, or you’ll miss your flight.
今すぐ出発したほうが良いよ、でないと飛行機に乗り遅れるよ
<脅し>
・He’d better apologise, or I’ll never talk to him again.
彼は誤るべきです。そうじゃないと、私は二度と話さないからね
・You’d better be on time, or you could lose your job.
時間通りに着くべきです。そうじゃないと、君は仕事を失うよ
<人に強いる(動機付け)>
・You’d better finish everything today, because you won’t have time tomorrow.
今日、全て終わらせた方が良いよ。と言うのも明日は時間がないからね。
(今日全てを終わらせないと、できなくなるからね)
◆ 「had better」の強調とカジュアルな表現 ◆
<強調する表現>
★通常 ” You’d ” と短縮形を使いますが、強く言いたいときは、
「You had better~」 と 3つの単語をしっかりと強調します。
・You had better not to eat my cake.
私のケーキを食べるなよ!(さもないと・・・・)
<カジュアルな表現>
★話し言葉では、hadを省略して「 You better ~, I better~」 と言うと、より砕けたカジュアルな言い方になります。
・You better go. It’s too late.
行った方がいいよ。もう遅すぎるよ
最後に
・いかがでしたでしょうか?
” should ” “ought to ” “had better “の使い方は分かったでしょうか。
この3つの表現のそれぞれの使い方を覚えて、英語表現の幅を広げてみてくださいね。
「should」:主にアドバイスを言う時に使う
「ought to」:shouldのフォーマルな表現
「had better」:主に~しないと良くないことが起きる時に使う
実際にぜひ使ってみてください!
参考資料:
>>You HAD better” / You’D better”… What?
>>How to Use Should, Ought to, Supposed to and Had Better – English Modal Verbs Lesson
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