クイーンズイングリッシュの発音はイギリスの標準的な発音(PR)とどう違うの?

クイーンズイングリッシュの発音はイギリスの標準的な発音(PR)とどう違うの?

 


英語学習者、留学予定者

「クイーンズイングリッシュってよく聞くけど、イギリスの標準的な発音とどう違うの?」
「動画などもあったら見てみたいな」

こんな質問に答えます。

 

<本記事で分かる内容> 

・クイーンズイングリッシュとは?
・クイーンズイングリッシュの発音と
イギリスの標準的な発音(PR)との違い

・クイーンズイングリッシュが分かる動画





ほぼ毎日英語を使って仕事をしている「あきら」が、イギリスに留学した経験、さまざまなオンライン英会話の経験、15年以上英語を勉強した経験を通して、英語に関する役立つ情報をご紹介しております。




クィーンズイングリッシュとは?

 

 

 

イギリスには地域によって、数多くのアクセントがあります(30以上あるといわれています)。

その中で標準的な発音とされているのがRP(Received Pronunciation,  容認発音)です。


※RPは、BBC放送局のアナウンサーが話したり、海外からの留学生がイギリスで英語を勉強するときに習う発音です。

 

 

またイギリスには階級によっても発音が異なります。
イギリス皇室や上流階級で話されている英語は、クイーンズ・イングリッシュまたはポッシュ・イングリッシュ(posh English)と呼ばれています。

RPは現代風にアレンジされた発音ですが、クイーンズイングリッシュは古風の発音が残っています。代表的な例は、エリザベス女王が話す英語ですよね。

今回は、クイーンズイングリッシュと現代のPRの発音について、特徴を比較しました。

イギリス英語に興味のある人は、是非読んでみてくださいね。


< こちらの記事もご参考に! >

 

 
 

クイーンズイングリッシュの発音はイギリスの標準的な発音(PR)とどう違うの?

 

 
 
 
 
 
 
 

「r」の音は舌の位置が違う

 

イギリスの標準発音(RP)では、「r」は舌を巻き宙に浮いた状態ですが、クイーンズイングリッシュでは、舌を軽く上あごの前の部分にタップして発音します。

例えば以下のような単語です。

単語
       very、horror、mirror

 

 
 

「əʊ」の発音が「ɜː」になる

 

RPでは「əʊ」と発音する単語が、クイーンズイングリッシュでは「ɜː」と長く発音します。

「ə」は日本語のアより口を小さく、舌は宙に浮かせた状態で発音します。
「ɜː」は「ə」と同じような口で長く音を伸ばします。
「ʊ」は日本語のオに近い口で、ウの様に発音します。

つまり敢えて日本語で書くと「アウ」が「アー」になります。

RP クイーンズイングリッシュ
    go 「gəʊ」               「gɜː」
    no 「nəʊ」               「nɜː」
    don’t「dəʊnt」               「dɜːnt」
             show「ʃəʊ」               「ʃɜː」




「æ」の発音が「e」になる

 

RPでは「æ」と発音する単語が、クイーンズイングリッシュでは「e」と発音します。

「æ」は日本語のアより口を大きく開けた状態で発音します。
「e」は日本語のエに似ています。

つまり敢えて日本語で書くと「大きな口のア」が「エ」になります。

 

RP クイーンズイングリッシュ
    cat 「kæt」                「ket」
      Harry「hæri」                「heri」
         carry「kæri」                「keri」

 

 

「i:」の発音は「i」になる


RPでは「i:」と発音する単語が、クイーンズイングリッシュでは「i」と短く発音します。

日本語で書くと、「イー」が「イ」となります。


RP クイーンズイングリッシュ
pretty「preti:」 「preti」
party「pa:ti:」 「pa:ti」
really「riəli:」 「riəli」
very「veri:」 「veri」

 

 

「aʊ」の発音は「a:」となる



イギリスの標準発音(RP)で「aʊ」の発音は、クイーンズイングリッシュでは「a:」と長くなります。

日本語であえて書くと、アウがアーとなります。

RP クイーンズイングリッシュ
power「paʊə」 「pa:」
tower「taʊə」 「ta:」
shower「ʃaʊə」 「ʃa:」
hour「aʊə」 「a:」

 

 

「aiə」の発音も「a:」となる

 

イギリスの標準発音(RP)で「aiə」の発音も、クイーンズイングリッシュでは「a:」と長くなります。

日本語であえて書くと、アイアがアーとなります。

RP クイーンズイングリッシュ
fire「faiə」 「fa:」
hire「haiə」 「ha:」
aquire「əkwaiə」 「əkwa:」
empire「empaiə」 「empa:」



 

「eiə」の発音は「eə」となる

 

イギリスの標準発音(RP)で「eiə」の発音は、クイーンズイングリッシュでは「eə」と「i」を省略して発音します。

日本語であえて書きますと、エイアがエアとなります。

RP クイーンズイングリッシュ
layer「leiə」 「leə」
hire「haiə」 「ha:」
mayonnaise 「meiəneiz」 「meəneiz」
player「pleiə」 「pleə」



 

「tʃu:」の発音は「tju:」となる

 

イギリスの標準発音(RP)で「tʃu:」の発音は、クイーンズイングリッシュでは「tju:」と発音します。

日本語であえて書きますと、「チュー」が「テュー」となります。

また、同じように「dʒu:」ジューの発音は、「dju:」デューとなります。

RP クイーンズイングリッシュ
Youtube「ju:tʃ:b」 「ju:tju:b」
tuna「tʃu:nə」 「tju:nə」
due「dʒu:」 「dju:」



 

「ɒ」の発音は「ɔ:」となる

 

イギリスの標準発音(RP)で「ɒ」の発音は、クイーンズイングリッシュでは「ɔ:」と長く伸ばして発音します。

「ɒ」は日本語の「オ」よりも口は大きめに開けて舌を奥に引いた感じで発音し、「ɔ:」は「ɒ」よりやや口は小さくし音を伸ばすイメージです。

RP クイーンズイングリッシュ
off「ɒf」 「ɔ:f」
cough「kɒf」 「kɔ:f」

 

 

クイーンズイングリッシュが分かる動画

 

 

 

最後にクイーンズイングリッシュとRPの違いが良く分かる動画をご紹介します。
いずれも今回の記事にも参考にしています。



参考動画:

 

 

最後に一言



いかがでしたでしょうか?

クイーンズイングリッシュと標準的なイギリス英語の発音(RP)との違いは、お分かりになったでしょうか。

クイーンズイングリッシュのように階級による発音の違いだけではなく、イギリスの狭い範囲でも多くのアクセントがあり、とても興味深いですね。

もし様々なイギリスの英語発音に興味を持たれたら、チャレンジしてみてくださいね。

 

 

 

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