「must、have to」の意味の違いと使い方・表現の例(しなければならない)
- 2021.01.28
- 英語表現

英語学習者
「must」も「have to」も「~しなければならない」と訳せちゃうんだけど、意味に違いはあるのかなぁ。
それに「should(すべき)」も似た意味だよな。
どのように使い分けたらいいのか知りたいなぁ。
こんな疑問に答えます。
・must、have to、should の 「意味」と「使い方」の違い
・must、have to の様々な文例
ほぼ毎日英語を使って仕事をしている「あきら」が、イギリスに留学した経験、さまざまなオンライン英会話の経験、15年以上英語を勉強した経験を通して、英語に関する役立つ情報をご紹介しております。
日本語にすると” must ” ” have to ” ” should “ は似たような意味ですが、それぞれ使い方は異なります。使い分けしたい方は是非読んで、表現を増やしてくださいね。
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「must」と「have to」、「should」の意味と使い方の違い
「must」と「have to」「should」の意味の違い
まず最初にそれぞれに意味の違いを見てみましょう。
・must : 義務(個人的な意見で必要なこと)
・have to : 義務(外部状況から必要なこと)
・should : アドバイスや提案
簡単に言うと、このような違いがあります。(細かくは後で説明します)
「must」や「have to」には「~しなければならない」と義務がありますが、shouldは「すべき」というより、「した方がよい、してはいかが」とニュートラルな意味になります。
「must」と「have to」「should」の比較文例
・I must admit I was wrong.
間違っていたと認めなければならない
・I have to buy a ticket to go there.
そこに行くにはチケットを買わなければならない
・You should see a doctor.
医者に見せた方が良いよ
「must」と「have to」の様々な使い方
先ほど説明した内容と少々かぶりますが、「must」「have to」を比較しながら、様々な使い方をご紹介します。
・個人的な義務の場合 :must
・外部状況からの義務の場合 :have to
・ルールの場合 :have to
・禁止の義務の場合(否定形) :must
アドバイスの場合(否定形) :have to
・アドバイス、提案の場合 : must、have to、should
個人的な義務で使う場合:must
” must ” は、先ほど説明した通り、自分はこうしないといけないという「個人的な義務(個人的な強い意見)」を表現するときに使います。
・I must remember to buy a present for my mother.
母にプレゼントを買うことを覚えておかないといけない
・We must talk to her before she leaves.
彼女が出発する前に、話さないといけない
・I must pay him back like I promised.
約束した用に、私は彼にお金を支払わないといけない
外部状況の義務で使う場合 : have to
・I have to go into work early tomorrow.
明日は朝早くから働かなければならない
・I have to do a lot of homework every week.
毎週たくさんの宿題をしなければならない
・You have to learn English for business.
あなたはビジネスのために英語を学ばなければならない
ルールの場合 : have to
社会でのルールの場合も、外部状況によるものですので、” have to “を使います。
・Do you have to wear a tie at work?
仕事でネクタイをしないといけませんか?
・We have to drive on the left side of the road.
道路では左側通行で運転しなければならない
禁止する場合 : 否定のmust
次は、否定文の場合です。” mustn’t = must not ” は「~してはならない」と禁止をする強い意味になります。
・Visitors must not touch the paintings.
訪問者は絵画に触ってはいけません!
・Passengers mustn’t talk to the driver while the bus is moving.
乗客はバスが動いているときに運転手に話しかけてはいけません!
・Mobile phone must not be used while driving.
運転しているときに携帯を使ってはいけません!
アドバイスをする場合 : 否定のhave to
” must ” の否定は禁止の意味でしたが、” have to “の否定形 ” don’t have to ” は禁止の意味にならず、アドバイスになります。この点が、mustとは大きく異なります。
・If you don’t want, you don’t have to see him again.
もしそうしたくないなら、彼と再び会わなくても良いです
・You don’t have to be here before ten.
ここに10時前にいる必要はありません
・You don’t have to finish this work today.
この仕事を今日仕上げる必要はないよ
アドバイスに使う場合: must , have to, should
アドバイスの場合は ” should ” を使う、と最初に言いましたが、実は” must, have to ” もアドバイスに使えます。
この場合、 ” should ” は「~した方が良いよ」、という控えめな表現ですが、” must, have to ” は「是非、そうすべきだ」と強調された強い表現となります(いった人の強い意見が込められている)。
・You must try this cake. /You have to try this fish. It’s delicious.
このケーキを食べるべきだよ。とても美味しいよ。
・You should try this fish. It’s delicious.
このケーキを食べた方が良いよ。とても美味しいよ。
・If you have a chance to visit London, you must see Tower of London.
ロンドンに訪れることがあったら、ロンドン塔を見るべきだよ
・If you have a chance to visit London, you should see Tower of London.
ロンドンを訪れることがあったら、ロンドン塔を見た方が良いよ
最後に
・いかがでしたでしょうか?
” must ” ” have to ” ” should “の使い方は分かったでしょうか。
この3つの表現のそれぞれの使い方を覚えて、英語表現の幅を広げてみてくださいね。
✅ こちらの記事もご参考に!
>>「should」と「had better」「ought to」の使い方の違い
>>「be supposed to」の意味と使い方-should, have to, expect との違い
参考資料:
>>How to Use Must, Have to and Should – English Grammar Lesson
>>How to use have to, must and should in English
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