学校で習うけどネイティブは使わない英語表現8選
- 2021.05.03
- 英語表現

学校では習い試験勉強でも勉強した英語表現は、実はネイティブはほとんど使わない、という例が多くあります。
その理由としては、「とても堅苦しい表現」「すでに時代遅れになっている」が挙げられます。
今回は、
①ネイティブがほとんど使わなくなった英語表現8つ
②代わりにどのように表現しているのか
をご紹介します。
学校で習うけどネイティブは使わない英語表現8選
It’s raining cats and dogs.
<使われなくなった表現>
・It’s raining cats and dogs.
土砂降りの雨が降っています。
It’s raining cats and dogs.の表現は教科書英語で習いましたが、時代遅れでもう使われなくなった表現です。
「土砂降りの雨です」は現在では次のように表現されています。
<現在の表現>
・It’s chucking dowm.
・It’s pouring dowm.
✅関連記事!
>>英語で「雨が降っている」のは何て言うの? 様々な雨の表現
How do you do?
<使われなくなった表現>
・How do you do? 初めまして
・How do you do? 初めまして
How do you do? も時代遅れでもう使われなくなった表現です。How do you do?と言われたら、同じ言葉で返します。(Nice to meet you.と同じですね)
現在では映画やドラマで見られる程度です。
<現在の表現>
・Nice to meet you.
How are you? I’m fine.
<あまり使わない表現>
・How are you? 元気ですか
・I’m fine. 元気ですよ
How are you? I’m fine, thank you. And you? の表現は定番の様に、学校で習いますよね。しかし、ネイティブの日常会話ではほとんど使われていません。
※日常会話では使わないかもしれませんが、ネイティブのYouTube、Podcastなどを聞いていると、How are you? I’m fine. の表現をしばしば聞きます。全く使わない訳ではないようです。
<よく使う表現>
・How’s it going?
・I’m good.
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>>挨拶でよく使うカジュアルな表現
I beg your pardon.
<使われなくなった表現>
・I beg your pardon.
申し訳ありません(謝罪する場合)
良くわかりません(聞き返す場合)
何を言っているんだ!(怒りを示す場合)
I beg your pardon. (省略するとPardon)も学校では習いますが、実際には話されなくなった表現の典型例です。
意味は、上にあげたように3つの使われ方があり、現在ではそれぞれ違った表現が使われています。
<現在の表現>
●謝る場合
・Excuse me.(Sorry)
・I do apologize.
●聞き返す場合
・Sorry?
・What was that again?
●怒りを示す場合
・What do you mean by that?
・What the hell !
Ladys and gentleman
<使われなくなった表現>
・Ladys and gentleman. 皆様
Ladys and gentleman. (淑女、紳士の皆様)一昔前の映画やドラマなどでよく見かけますし、公共機関でも聞かれた、とても馴染みのある表現です。
しかし、性的マイノリティやジェンダーニュートラルのの考え方から、現在では使われなくなりました。
公共交通機関では、代わりに「passengers」が使われています(日本の新幹線でも使われていますね)
<現在の表現>
・Hello everybody.
(Everybody / Everyone / Passengers)
Farewell
<使われなくなった表現>
・Farewell!
ごきげんよう!さらば!
Farewell!はかっこいい表現ですが、かたくるしく時代遅れになった表現です。
※farewell party(送別会)という表現は使われていますよね
<現在の表現>
・Good bye.
・See you.
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>>英語で「さようなら」をGood bye.以外で言う表現25
I seldom・・・
<使われなくなった表現>
・seldom(ほとんど~ない)の表現
cf. I seldom eat fish.
土砂降りの雨が降っています。
seldomも学校の英語テストで勉強したことを覚えています。しかし、seldomは時代遅れでほとんど使われなくなった表現です。
<現在の表現>
・neverを使用します
Shall を使った表現(イギリス英語では健在)
<使われなくなった表現>
・Shallを使った表現
(例)
・I shall go out for dinner.
・Shall we go out for dinner?
「Shall」を使う表現は、時代遅れとなりアメリカ英語では使われなくなった表現です。しかし、イギリス英語ではややフォーマルな表現として頻繁に使用しています。
<現在の表現>
・shallの代わりにはwillやlet’sを使います
(例)
・I will go out for dinner.
・Let’s go out for dinner.
最後に一言
いかがでしたでしょうか?
日本でも、何十年か前の映画やドラマの日本語を聞くと古めかしく感じ、使わない表現が多いことにも気が付きますよね。
地域性もありますが、英語も時代を経るにしたがって変化し、使われなくなる表現、新しい表現が出てきます。
今回のshallはイギリスでは使われますが、アメリカでは時代遅れですし、Good day.(こんにちは)はイギリスでは時代遅れですが、オーストラリアなどでは使われています。
日本でも、何十年か前の映画やドラマの日本語を聞くと古めかしく感じ、使わない表現が多いことにも気が付きますよね。
この記事が、英語の発音を勉強する際のお役に立てますと、ありがたいです。より英語に親しんでいただけますと嬉しく思います。
※今回の参考資料:
・English Expressions you Learnt at School that We Don’t Say
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