イギリス英語のコックニー・アクセント(Cockney accent)ってどんな発音?

イギリス英語のコックニー・アクセント(Cockney accent)ってどんな発音?

 


英語学習者、留学予定者

「ロンドンの英語に興味があるんだけど、どんな英語のアクセント(訛り)があるの?」
「普通のイギリス英語との違いを知りたいな。動画などもあったら見てみたいな」

こんな質問に答えます。

 

<本記事で分かる内容> 

・コックニー・アクセントとは? (東ロンドン)

・コックニー・アクセント発音の特徴

 アクセントの特徴・標準的なイギリス英語との違いを比較
 単語の例も紹介

・コックニー・アクセントが分かる動画



◆   はじめに   ◆


イギリス英語を私たちが学ぶ場合は、RP(received pronunciation)と呼ばれる英語を学びます(いわゆるイギリス英語の標準語です)。

ですが、イギリス英語にも多くの訛りがあり、ロンドンで話されている英語は、コックニー・アクセント(Cockney accent)と呼ばれています。

 

今回は、コックニー・アクセントの発音の特徴についてご紹介いたします。

 

イギリスへ留学を考えている方、イギリスへ赴任される方、イギリス英語に興味のある方に、参考になればと思います。

 

✅ アイルランド、スコットランドなどのアクセントもこちらの記事!

>>イギリス英語の発音 さまざまなブリティッシュ・アクセント


 
 
 

コックニー・アクセントとは?

 
 

 

 

コックニー・アクセントは、もともとロンドンの東側に住む労働階級の人々が話していた訛りです。

サッカー選手のベッカムもコックニー・アクセントを話していますよ。

 

 

汚い言葉といわれていましたが、最近ではコックニー・アクセントは広がり、かっこいいと言われるようにもなっています。

>>ベッカムの話す英語(YouTube)

 

 

 

一方、RP(Received pronunciation(容認発音))は、BBC放送などで話されるイギリスの標準的な発音で、外国人が勉強するときに習う英語です。

 

 

※RPは王室や貴族の話すクィーンズイングリッシュに近く、より現代風に変化したものです。

コックニー・アクセントはRPの話し方を比べると、口を小さく開け、音は短く切り、強めに話す傾向がみられます。

話し方だけでなく、コックニー・アクセントには、特徴的な発音があります。日本人にも分かりやすいように、ポイントをご紹介します。



 
 

コックニー・アクセント(Cockney accent)の発音の特徴

 

 
 
 
 

単語の頭にある「H」は発音しない!

 
 
 
コックニー・アクセントでは、単語の頭にあるHの発音は発音しません。

例えば、下記のようにHを落として発音します。

who   ohh (ウー)
have ave  (アヴ)
house ouse(アウス)
help elp(エルプ)
hi i(アイ)
hello ello(エロ)

 

 

「L」の音は「エウ」のように発音する!

 

コックニー・アクセントでは、Lの音は(エル)の音は、舌を上あごの辺りにつけることなく、口を丸めて「エウ」のように発音します。

hell ew (エウ)
ill iw(イウ)
well wew(ウェウ)
pencil penciw(ペンスウ)
film fiwm(フィウム)
milk miwk(ミウク)

 

 

単語の真ん中&最後の「T」は発音しない!

 

コックニー・アクセントでは単語の真ん中にある「T」は、正確には喉の奥を閉じて音を軽く詰まらせるように発音します(アのようになります)。
この発音の事を、「Glottal T」と呼んでいます。

単語の最後にある「T」は発音しません。

water   wa’er(ウォッア)
bottle bo’le(ボッオウ)
lighter ligh’er(ライッア)
hate a’e(エイッ)
better be’er(ベッア)
twitter twi’er(トウィッア)

 

 

「Th(ð)」は「V」と発音する!

 

Th(ð)の発音は舌を上下の歯に挟んで「ズ」という感覚ですが、コックニー・アクセントでは、上の歯を下くちびるに当てて「V」と発音します。

father   faver(ファーヴァ)
mother mover(マヴァ)
brother brover(ブラヴァ)
bother bover(ボヴァ)
weather wever(ウェヴァ)
with wiv(ウィヴ)

 

 

「Th(θ)」は「F」と発音する!

 

Th(ð)の発音は舌を上下の歯に挟んで「ス」という感覚ですが、コックニー・アクセントでは、上の歯を下くちびるに当てて「F」と発音します。

Thank you   Fank you(ファンキュー)
Thursday Fursday(ファーズディ)
nothing nofing(ナッフィング)
everything everyfing(エヴリフィング)

 

 

コックニー・アクセントの参考動画

 

 

参考となるコックニー・アクセントの動画をご紹介します。

どのくらいアクセントが強いかがよくわかります。
1つ目の方が、よりアクセントを明確にしていますよ。

 

 

 

✅ イギリスのアクセントもっと知りたい方は、こちらの記事!

>>イギリス英語の発音 さまざまなブリティッシュ・アクセント


 

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