オーストラリア英語とイギリス英語、アメリカ英語の違い(単語表現、発音)

オーストラリア英語とイギリス英語、アメリカ英語の違い(単語表現、発音)

英語にはいろいろなアクセントがあります。

オーストラアもネイティブ英語ですが、アメリカ英語、イギリス英語と似ている部分、違っている部分があります。
何れの英語に似ているのでしょうか?

今回は、オーストラリア英語の「単語」「発音」について、アメリカ英語・イギリス英語と比較をしましたので、ご紹介をします。

 

※アメリカ英語にもイギリス英語でも、各地方にはそれぞれのアクセントがあります。今回は標準的な、アメリカ英語とイギリス英語を比較しています。

 

✅アメリカ英語とイギリス英語の違いの詳細はこちらの記事!

>>アメリカ英語とイギリス英語の違い(記事集)

 

 
 

オーストラリア英語、イギリス英語、アメリカ英語の違い(単語表現、発音)

 

オーストラリアの単語表現

オーストラリア英語で使われている単語表現には、イギリス英語と同じ、アメリカ英語と同じ、オーストラリア英語独自、の3つに分類されます。

 

イギリス英語と同じ単語

20世紀の初めまでイギリスの植民地であった影響もあり(現在も形式上の国家元首はエリザベス女王)、多くの単語がイギリス英語と同じです。

 

意味 オーストラリア英語 イギリス英語 アメリカ英語
ビスケット biscuits biscuits cookies
前髪 fringe fringe bangs
スーパー supermarket supermarket
shop
grocery store
ガソリンスタンド petrol station petrol station gas station
セーター jumper jumper sweater
懐中電灯 torch torch flashlight
小切手 cheque cheque check
グレー(灰色) grey grey gray
タイヤ tyre tyre tire
宝石 jewellery jewellery jewelery
飛行機 aeroplane aeroplane airplane
パジャマ pyjamas pyjamas pajamas
カラー(色) colour colour color

 

アメリカ英語と同じ単語

 

イギリス英語の影響は残っているものの、アメリカ英語の影響も受けている様子が良く分かります。

意味  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
ポテトチップス crisps chips chips
The woods forest forest
トイレ toilet, loo bath room bath room
rest room
アパート flat apartment apartment
ズボン trousers pants pants
高速道路 motorway highway
freeway
highway

 

 

オーストラリア独自の単語表現


ところが一方、アメリカ英語でもイギリス英語でも使わない、オーストラリア独自の単語も多くあります。

 

意味  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
フライドポテト chips hot chips french fries
トラック lorry truck tractor trailer
キャンディー sweets lollies candy
水着 swimming costume
cozzies
togs swimmers
cozzies
bathers
swimsuit
bathing suit
one pies
厚手の羽ぶとん duvet doona comforter
唐辛子 peppers capsicums bell peppers
長靴 wellies gumboots rain boots
ビーチサンダル flip flops thongs flip flops
酒屋 off licnse bottle shop
bottle-o
ABC store
歩道 pavement footpath sidewalk
スニーカー trainers runners sneakers
下着(パンツ) underpants undies underwear

 

 

オーストラリア英語の発音

 

オーストラリア英語の発音も同じように、イギリス英語に似ている場合、アメリカ英語に似ている場合、その中間のものがあります。

それぞれ説明します。

 

イギリス英語とおなじ読み方の単語


オーストラリア英語の単語の読み方は、かなりイギリス英語の影響を受けています。

単語  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
banana bənɑːnə bənɑːnə bənænə
tomato təmɑːtəʊ təmɑːtəʊ təmeɪt̬oʊ
zebra zebrə zebrə ziːbrə
castle kɑːsəl kɑːsəl kæsəl
vase vɑːz vɑːz veɪs
missile mɪsaɪl mɪsaɪl mɪsəl

 

 

イギリス英語と似た発音の場合


オーストラリア英語の母音・子音の発音についても、イギリス英語に近いものが多いです。

 

◆イギリス英語とおなじく「ɒ」の発音


アメリカ英語では「ɑ(ア)またはɑː(アー)」と発音する場合、オーストラリア英語ではイギリス英語と同じように「ɒ(オ)」と発音します。

単語  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
Modern mɒdən mɒdən mɑdərn
sorry sɒri sɒri sɑi
shopping ʃɒpiŋ  ʃɒpiŋ  ʃɑpiŋ
borrow bɒrəʊ bɒrəʊ bɑroʊ
coffee kɒfi kɒfi kɑfi

 

◆「r」はイギリス英語と同じように舌は巻かない


アメリカ英語では「r」は舌を巻きますが、オーストラリア英語ではイギリス英語と同じように舌を巻かずに発音します。

※イギリス英語もオーストラリア英語も、単語の頭の「r」や母音の前にある「r」は舌を巻きます

単語  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
car cɑː cɑː cɑːr
hard hɑːd hɑːd hɑːrd
parking pɑːkiŋ pɑːkiŋ pɑːrkiŋ
shark ʃɑːk ʃɑːk ʃɑːrk

オーストラリアの「ɑː」の発音は、イギリス英語よりも口をやや大きく開ける感じです。

 

◆イギリス英語と同じく「əʊ」の発音

アメリカ英語では「oʊ」と発音する場合、オーストラリア英語ではイギリス英語と同じように「əʊ」と発音する単語があります。

単語  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
go ɡəʊ ɡəʊ ɡoʊ
no nəʊ nəʊ noʊ
overflow əʊvəfləʊ əʊvəfləʊ oʊvərfloʊ
showing ʃəʊɪŋ  ʃəʊɪŋ  ʃoʊɪŋ

 

 

フラップTの発音(アメリカ英語的)

 

次に、オーストラリア英語の中で、アメリカ英語に似た発音をする代表的な例です。

「t」の発音において、前後が母音に囲まれた「t」の場合、アメリカ英語では「d」のように発音します。これをフラップTと呼んでいます。

※フラップTの発音記号は「t̬」です。

 

イギリス英語には、フラップTの発音は無く、しっかり「t」の発音をします。

オーストラリア英語では、フラップTで発音する単語が多くあります。ですが、中にはイギリス英語のように「t」の発音をする単語もあります。

●オーストラリア英語でフラップTで発音する単語

単語  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
daughter dɔːtə dɔːə daːər
little litəl liəl liəl
bottle bɒtl l ba:l

 

●オーストラリア英語で「t」と発音する単語

ところが、オーストラリア英語で母音に囲まれた「t」でも、フラップTを用いずに、イギリス英語と同じように「t」と発音する単語もあります。

単語  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
meeting mi:tiŋ mi:tiŋ mi:
water wɔːtə wɔːtə wɑːə
interview intəvjuː intəvjuː inərvjuː

 

 

オーストラリアに特徴的な発音


◆「tʃu:」の発音

Tuesdayなどで、イギリス英語の場合は「u:」の前に「j」を入れ「tju: テュー」のような発音になります。

オーストラリア英語の場合は、「j」の代わりに「ʃ」を入れ「tʃu: チュー」のように発音します。

一方、アメリカ英語では、単語のスペルに近い「tu: トウー」と発音します。

 

単語  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
Tuesday tju:zdei tʃu:zdei tu:zdei
Youtube juːtjuːb juːtʃuːb juːtuːb
tuna tjuːnə tʃuːnə tuːnə
duty dju:ti dʃu:di du:di

 

◆「ter」の発音

オーストリア英語で「ter」の発音にも特徴があります。

「t」の部分は、アメリカ英語のようにフラップTで発音し、「er」の部分はイギリス英語の様に舌を巻かずに「はつおんしますə」とシュワサウンド(schwa)で発音します。つまり、イギリス英語とアメリカ英語を混ぜ合わせたようになっています。

単語  イギリス英語 オーストラリア英語 アメリカ英語
better betə beə beər
Harry Potter hæri pɒtə hæri pɒə hery pa:ər
later leitə  leiə  leiər

※「water」の様にフラップTを使わずイギリス英語と同じ様に(wɔːtə)と発音するケースもあります

 

(参考)
今回の参考動画です(YouTube)

 

 

最後に一言

 

いかがでしたでしょうか。
今回は、オーストラリア英語の単語、発音に於いて、イギリス英語およびアメリカ英語との類似点、相違点についてまとめました。

イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語の違いを理解いただき、より英語を楽しむきっかけになってもらえると嬉しく思います。

✅アメリカ英語とイギリス英語の違いの詳細はこちらの記事!

>>アメリカ英語とイギリス英語の違い(記事集)

 

 

< こちらの記事もご参考に! >
イギリス英語を学ぶおススメの方法(YouTube、映画、ポッドキャスト、オンライン英会話)


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